名誉会長“辻本章次”

高校から大学(近畿大学)とアマチュアボクシング界のエリートコースを歩み、1970年にヨネクラジムからプロデビュー。

1972年、プロ11戦目で日本ウェルター級タイトルを獲得。

177センチの長身を生かしたサウスポーのアウトボクシングは国内無敵を誇り、日本王座防衛を重ね勢いに乗り、1976年10月27日には、後のスーパーチャンプになるWBA世界ウェルター級王者ホセ”ピピノ”クエバスに挑戦。

5ラウンド迄持ち前のテクニックで試合をリードしたが、6ラウンド、KO率9割のクエバスの強打でキャンバスに沈んだ。

タイトル奪取こそならなかったが、現在でも、日本のボクサーが最も世界ウェルター級王座に接近した瞬間と語り継がれている。

翌年には再起を果たし、自身の持つ日本ウェルター級タイトルの防衛回数を12にまで伸ばした。

プロ戦績32戦26勝(14KO)4敗2分。

1993年より江坂ボクシングクラブ会長。

2021年より江坂ボクシングクラブ名誉会長。